オールドハワイというほどの歴史でもなく、
レトロというと聞こえが良い。
だけど
ちょっと古き良きハワイのローカルを
体験できるホテルがヒロにありました。
[box02 title=”この記事の内容”][jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] ハワイ島のホテルに夫婦で宿泊したレポートです。[/box02]
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 内容・写真は2016年~2017年時点。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 2023年現在、当時と大きく変わっている印象はありませんが、そのときの状況により人により印象は変わりますのでご理解ください。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 私は「気に入っている」「思い出に残っている」目線で書き進めています。
目次
ハワイの生活感を体験できるハワイ島ヒロ
ハワイ島のヒロ (Hilo)。
ここはハワイ州第2の都市です。
ついでに言えば、私がハワイで住みたい街上位にランクインする街です。
そもそもヒロは観光ショッピングエリアではありませんし、おしゃれなタウンというわけでもありません。
オアフ島ハレイワやカイルアのように日本のメディアの露出も少ないので、ヒロと聞いてぱっと思い浮かべるのは知り合いの「なんとかヒロさん」という人の名前くらいでした。
ハワイと言えばワイキキの華やかなファッションスタイルやショッピングモール、そして美しく白いサンゴ砂のビーチなどを思い浮かべる人も多いと思うのですが、私の中でハワイのイメージは、古めかしい建物やインフラ、美しいビーチというよりもごつごつした岩礁。
まさに自然の中にいる世界こそがハワイの醍醐味だと思っています。
そんな素のハワイを体験できるホテルにたまたま宿泊してしまいました。
ハワイ島ではラグジュアリーなホテルやB&Bを宿泊したのに、なぜか一番思い出に残っているのがここ、ワイルドジンジャーインホテル (The Wild Ginger Hotel) です。
ワイルドジンジャーホテル
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
このホテル、ひとことで言うと言うとワイルドです。いえ、古くて質素です。
ワイキキのハワイ感や新しい設備、細やかなアメニティを享受している令和の日本人観光客の多くはなかなか受け入れられないホテルかと思います…。
しかしながらこのホテル、ハワイのプランテーション時代から残る貴重な建物なのです。
そういう意味では、開放的な中庭や海を眺め、かつてハワイで暮らした人々の思うところを感じたり、表面的ではないハワイの貴重な体験を味わうことができます。
泊まってみた感想
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 「気に入る人」と「2度と来ない人」で真っ二つに分かれるかと思います。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 手作りの朝食がとても美味しかったです。
好みがあると思いますが私たち夫婦はお互いにここは美味しかったねと一致しました。(2016年当時)
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] ヒロの町へのアクセスは抜群です。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 時期によってはカエルの大合唱が一晩中鳴り響きます。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 肩の力を抜いてハワイローカルの雰囲気を味わえます。
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 見た目や雰囲気に反して治安は良さそうでした。
このホテルはこんな人におすすめ
高いお金払っていつもと違うハワイ島来て、わざわざ泊まるホテルにここを選ぶとすれば、
1. よほどありのままのハワイを知っている人か
2. 素のハワイが好きな人か
3. ハワイの歴史を感じたい人か
4. 宿泊予算削った人でしょう
私たち夫婦は予算削った組。
予算
安い [jinstar1.0 color=”#ffc32c” size=”16px”] 高い
夫婦2人で泊りました。
1泊1部屋朝食付きで2人で80ドルほどでした。(2016年当時)
カマアイナ割引は当時は利かなかったかと思います。
宿泊費が跳ね上がっている2023年1月現在でも1泊朝食付き16,000円ほど。
ワイルドジンジャーの由来と歴史
由来
ワイルドジンジャーとは花の名前からきています。
名前からしてもうワイルドなのですが、先入観とは裏腹にロマンチック。
歴史
そしてここはハワイプランテーション時代から現存する建物とのこと。
つまり、昔からある古き良きハワイに滞在するという価値があります。
そう思って泊まれる人はきっと何かしら得るものを得てチェックアウトできるのでは?
ワイルドジンジャーホテルのワイルドなところ
[jin_icon_badge] 悪く言うとワイルドボロ、良く言えばワイルドレトロ。
[jin_icon_badge] トイレとシャワールームが一緒のワイルドさ。(部屋によります)
[jin_icon_badge] 部屋自体が若干傾いているワイルドさ。(部屋によります)
[jin_icon_badge] コッケーコッケーとヒロの町のカエルさん (コキガエル) の大合唱が一晩中鳴り響いてワイルド。
[jin_icon_badge] 鳥の鳴き声で目が覚めるワイルドさ。
[jin_icon_badge] 宿泊者が旅慣れしていてワイルド。
私たちにとって衝撃的だったのが部屋が傾いていたこと(笑)。ほんの少しだけ。
大きい部屋に無料でランクアップしてくれたのですが、その部屋で唯一空いていたのがそこだったらしく、一応「ここでも良い?」って聞いてくれました。
だから傾いているのはその部屋だけだったと思いたい。
でも面白旅話のネタになりました。
ワイルドジンジャーホテルの良いところ
[jin_icon_badge] ワイルドかわいい自然隣接の老舗旅館。
[jin_icon_badge] ワイルドなスタッフによる手作り朝食が美味しくてワイルドに驚く。
[jin_icon_badge] 中庭があってその向こうに海が見えるワイルドビュー。
[jin_icon_badge] スタッフがワイルドなのに親切で超まじめ。
[jin_icon_badge] 宿泊者が全員ワイルドかと思ったら全然ワイルドじゃない。
[jin_icon_badge] ワイルドに便利なロケーション。
[jin_icon_badge] 電子レンジと冷蔵庫が無料で使えるワイルドサービス。
[jin_icon_badge] 正直ワイコロアなどよりもこっちにまた泊まりたくなったほど心がワイルドになった。
ワイルドジンジャーホテルの特徴
アクセス抜群
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
ワイルドジンジャーホテルはお店が集まっているヒロのダウンタウンから徒歩圏です。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
何よりも歩いてヒロの町に行けるロケーションは最高ですね。
朝早くファーマーズマーケットにも行けるし、夜中に街へ繰り出すこともできます。
ホテルはヒロのダウンタウンと住宅地を結ぶこの趣のある橋「プウエオ橋 (Puueo Bridge)」を越えてすぐ。
この橋からは海もすぐ目の前。そして反対方向に渓流が見えます。
外観
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
ホテル外観はかわいいデザインと配色です。
ドアが開いているとはいえ、昼間でもすでに入るのにしばしシミュレーションします…。
ちなみに夜の雰囲気もご紹介します。
スイッチ切り替え。
夜は夜でなかなか良い雰囲気です。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
ロビーと客層
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
手作り感のある内装、自然光がふんだんに入るロビーは明るく、雰囲気はかなり良いです。
メリーモナークの写真などが飾られ、窓が無く開放的。
宿泊者は女性1人だけという方もいました。
パソコンで仕事していそうな人もいました。
短パンポロシャツの白人おじい様もいれば、カップルもいます。
バックパッカーさんも多いかな。
ちなみに私たちはコテコテ日本人夫婦での宿泊です。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
客室
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
古さや狭さは否めませんが、西欧人が好みそうなかわいらしさを感じます。
私たちが泊まった部屋には、
・冷蔵庫
・電子レンジ
・テレビ
・バス&トイレ
がついていました。
冷蔵庫と電子レンジはありがたいです!
※部屋のグレードで異なる場合あり。
このように私たちのハワイの生活は「足りる」ことに感謝できる思考に変わっていました。
朝食
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
ワイルドジンジャーホテルの一番のお気に入りは手作り朝食。
ロビーに並べられたスタッフ手作りの朝食が無料なのですが、ブラウニーやフルーツなども山盛りあって味付けも美味しかったです。
正直なところハワイ島のホテルで一番心に残っている朝食です。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
朝食はセルフ方式。種類は控えめですが私たちは気に入りました。
この環境下においての朝食だからそう感じたのか…。
スタッフ・衛生面・設備
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
プランテーション時代の建物とのことで、オールドハワイ時代にタイムスリップした滞在になります。
スタッフが入れ墨ワイルドでもまじめで親切でした。
掃除も行き届いていて、施設はオンボロだけれど人為的なごみや汚れはほとんど見られませんでした。
ただし、プランテーション時代からの建物のリアルエイジングそのままなので、相当の古さはあります。
部屋はどこの部屋も設備面の期待はしない方が良いと思います。
さすがの私たちも部屋にはほとんどいなかったです。
楽しむのは共用スペースと街歩き。
そんなホテルの夜はこんな感じ。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
なかなか雰囲気が出ています。
安全面・治安
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
ホテルとしてのセキュリティレベルは、昔ながらのユースホステルやモーテルといったイメージです。
貴重品は持ち歩くことを推奨します。
ただ、開放的でほとんどの部屋をどこからでも見渡せるため、ある意味では抑止になっていると思います。何かあったら叫べばコントのようにみんなが部屋から出てくるかもしれません。
そもそも、金品目当てでこのホテルには来ないと思いますし、このホテルに泊まる人にそれを期待する人がいるかどうか…。
ホテル周辺は住宅地で静かです。治安は悪くはない印象です。
チップ
マナーとして部屋にチップは置きました。
朝食が美味しかったし、ハワイの歴史を感じる建物だったし、日本人がまったくいないアウェイ感も、ヒロの町へのアクセスの良さにも、全然気を使わないでくつろげるホテル内にも感謝を込めて。
中庭
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
中庭は南国の植物園。
大きな葉っぱはバナナの木ですね。
奥の方にはデッキもありました。
中庭から見える海の景色は夕景がとても趣ありました。
数々の歴史から悲喜こもごもを刻むヒロ。いつまでもこの変わらぬ景色を見ることができますように。
[jin-img-kadomaru]
[/jin-img-kadomaru]
綺麗なホテルや豪華なホテル、サービスが行き届いたホテルはたくさんあります。
それらに泊まった後の感想は、「すごく良かったよ」という気持ちとちょっとの気疲れ。
ワイルドジンジャーにはそんな一言では表せない色んな話や違う意味での気疲れが、旅の思い出として残っています。
そしてこのヒロという町を知り、プランテーション時代を想像してみてください。
ハワイはもう見飽きたよ、という方はワイルドジンジャーでワイルドな想い出を作ってみませんか。
[box04 title=”ワイルド ジンジャー ホテル”]The Wild Ginger Hotel
所在地:100 Puueo St, Hilo, HI 96720
公式サイト:http://www.wildgingerhotel.com
[/box04]