ALOHA!
みなさんはハワイで食べることができる果物の中で何が一番好きですか?
パイナップル、マンゴー、パパイヤ、ライチなど、ハワイでは南国ならではの果物がたくさん。
その多くは「家で育てているよ。」なんていう人も多く、ご近所や友人におすそ分けすることも日常的です。
今回はハワイのスーパーでもなかなか見ることのない南国フルーツ「スターフルーツ」をご紹介します。
南国ハワイの果物は甘いものが多いイメージですが、スターフルーツはそのイメージで食べるとなんともすかした感覚を覚えます。
私がはじめてスターフルーツを食べた時の正直な感想は、「あ、あぁ、へぇ~甘くないね。」でした。
しかし、スターフルーツがこういうものだと慣れてくると、その軽い味加減と食感、みずみずしさの虜になるのです。
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スターフルーツ (Star Fruit)とは
名 前:スターフルーツ
日本名:五歛子 (ごれんし)
原産国:東南アジア
栽培国:東南アジア諸国、ハワイ、フロリダ、中国、南米、沖縄、鹿児島など
種 別:柑橘系
大きさ:全長約11cm~15cmほど
栄養素:ビタミンCやカリウム、ペクチンが多め、その他マグネシウムなど
日本でも沖縄や九州南部で食べることができますね。
栄養成分はビタミンなどが比較的バランスよく含まれていますが、抜きんでて何かが豊富にに含まれているわけではありません。味も栄養素も淡白な感じですね。
スターフルーツの木
スターフルーツの木は一見するとごく普通の見た目。
葉は鮮やかできれいな緑色で、形も整っています。
花は桃色に色づき、香りも良いです。
形
スターフルーツは名前の通り、輪切りにすると星の形をしています。きっと名前の由来はこの形でしょう。
インスタ映え、とはいかなくてもフルーツ盛りや料理の見栄えを引き立ててくれます。
匂い
これといった独特な匂いや強い甘ったるい匂いもありません。
味
南国のフルーツのイメージで食べると意外や意外、甘みがほとんど感じられません。
マンゴーやパパイヤなどを想像していたため、私にはこれが衝撃的でした。
ほんのり甘みと酸味があるという程度です。
食感
とってもみずみずしくシャリシャリした食感です。
これもイメージと違うのでびっくり。
実際に食べてみると、水分をたくさん含んだ幸水の梨のようなイメージです。
次第においしく感じる不思議な果物
このスターフルーツを何度か食べていくうちに、あることに気づきました。
濃いめの甘い味が多いハワイの果物の中でこのみずみずしさはまるでオアシスのよう。ちょっとさっぱりしたものが欲しい時に最適です。
単体で食べるというよりは他のフルーツと並べて食べると箸休めのようなアクセントの役割をしてくれて、この甘みと酸味と水分、食感のバランスが他の食べ物の味を引き立てている気がしました。
一言で言うともうハマった。
スターフルーツの食べごろ
多くの南国の食べ物は緑色の熟れていない状態から黄色に色が変わり、最後は赤くなって熟していきます。その多くが黄色になるとおいしい食べごろですよね。
スターフルーツも同じです。
緑→黄緑→黄色→オレンジ→赤→茶色
一般的に甘みがあっておいしいとされる色は黄色からオレンジになる手前と言われています。
私の好きな状態は黄色に限りなく近い黄緑色くらい。この頃はまだ酸味があって少しかため。
これは人それぞれのお好みです。熟れ熟れが好きという方もいます。ただ、緑だと苦いのでおすすめしません。私はハワイに住み始めて間もない頃、パパイヤの食べ頃すら知らず、ほぼ緑の時に食べてしまいとんでもなくまずかったのを覚えています。
食べごろやタイミングを合わせられるハワイ
海外では緑色の状態で売り出していることが多く、自分の好きな食べごろで食べられるのが嬉しいですよね。
料理によって熟れ具合を調整しながらうまく利用していくと、料理のバリエーションも増えます。
傷みやすいので注意
スターフルーツは他の果物と異なり空気に触れる部分も多く、水分比率も高めなので非常に傷みやすいです。端っこはどんどん茶色くなっていきます。
少しぐらいならOKですが、茶色くぐじゅぐじゅになったら食べないようにしましょう。
スターフルーツの食べ方
1. 洗う
水でしっかり洗います。
2. 輪切りにする
切り方に決まりはありません。輪切りにすると星形になりますので、その方が見栄えが良いです。
スターフルーツが傷んでいなくても角の部分が茶色くなっていることが多いです。そんな角の茶色い部分が気になる場合はそこだけ反り落として食べます。
3. 食べる
そのまま皮ごとまるごと食べられます。種も気にならなくてほんとうにお手軽!
縦に切るメリット
私たちは見栄えもなにも関係なかったので、真ん中に筋というか芯があるので、そこだけ残すように縦に切っていました。芯も食べられますが、繊維がかたい時もあります。
まるごと食べることも可能
包丁を使うのがめんどうな方はそのままガブリ!
保存方法
黄色い状態ならすぐに冷蔵です。
緑色の状態なら少しだけ常温で熟れるようにして、少し黄緑色から黄色に変わるくらいに冷蔵庫に入れましょう。
すぐに食べない場合は輪切りにして冷凍し、食べる時だけそのままシャリシャリするのも良いかもしれません。
おすすめの食べ方
ヨーグルトに混ぜる
ヨーグルトに混ぜると爽やかでほんのり甘みのあるさっぱりとしたデザートができます。
他のフルーツと一緒に
甘みの強いフルーツや酸味の強いフルーツと一緒に食べると、そのジューシーでさっぱりとした味わいがアクセントになります。
サラダに乗せる
サラダに乗せれば見た目もかわいらしく、そしてちょっとした甘みのアクセントになります。
紅茶やフルーツティーと一緒に
ティータイムにスターフルーツ。甘すぎないので上品な紅茶のお共になります。
ダイエットにもおすすめ
スターフルーツは水分量と食物繊維が多く、南国フルーツの中では糖質が低め。
そのため、ちょっと小腹が空いた時にかぶりつくとちょうどよくお腹が満たされます。
果物そのものの味を楽しむ文化
日本では「果物は甘いもの」という認識や、「品種改良を重ねてより甘くするのが良し」という意識が根付いている気がするのは私だけ?
海外では果物そのものが持っている甘みや酸味をうまく楽しんでいる気がします。
たとえばハワイのパンケーキ。たくさんの果物が乗っていますが、その中でストロベリーやラズベリーなどは酸味が強いものを使用されることが多いです。わざわざ甘いものに甘いフルーツを乗せるよりも、ありのままの味わいを合わせることで全体がちょうどよくなるのですね。
このようにスターフルーツはスターフルーツならではのスタンスがあって、食べ方や楽しみ方を工夫するととっても使い勝手の良い果物になります。
ハワイでスターフルーツが売っているところ
スターフルーツは傷みやすいためか、あまりハワイのスーパーでも見かけません。売っているとしても旬の時期限定で売り出されることが多いです。
多くはファーマーズマーケットで見かけることが多いかもしれません。
1袋1.50ドル!
これはとっても安いですね。
まだ緑色なので常温で追熟すれば、2日くらいで食べることができそうです。
旅行中も見かけたらぜひ食べてみてくださいね!
公開日:2019年10月17日
更新日:2019年11月20日