ハワイの文化・伝統

【新型コロナウイルス状況下】私の周りのハワイ在住日本人たちの活動

ALOHA!
どんな人も新型コロナウイルス (Covid-19) の影響を少なからず受けているとは思いますが、仕事面では日本でも特定の業種は特に影響を受けていたり、またはまったく影響がないという方もいらっしゃいます。

ハワイはというと・・・。

ハワイ在住日本人にとって観光業の打撃は大きい

ロイヤルハワイアンセンター中庭のヘルモア

観光業が主たる産業として成り立っているハワイは打撃を受けています。

しかし、ハワイを訪れる観光客の中で日本人はどれくらいの割合くらいかご存じですか?

ハワイを訪れる観光客で日本人の割合は約20%ほど。

残り80%は他の国からの観光客、主にアメリカ本土 (メインランド) やカナダからの観光客が多くを占めています。

どうでしょうか、思ったより少ないですか?
ハワイは日本人観光客で成り立っているというバイアスは、おそらく日本の観光業界によって、またメディアによってそのようなイメージになったのかもしれません。
しかしその感覚はあながち間違いではありません。
世界各国の中で見れば1国でこの割合は非常に多いと思います。

けれども残り80%があるじゃない。

アメリカ本土からの観光なら渡航制限もさほど厳しくないし、観光業としてはかろうじて成り立っているのではないかと思えます。

しかし問題は日本人観光客をターゲットとする日系企業や在住日本人、またはローカルの企業です。

もちろんこの数カ月、収入がゼロになっている会社もあります。
また、その会社が観光関連であれば、それに携わるスタッフも仕事がない状態です。

アメリカは契約が合理的なので、収支バランスが悪ければすぐ社員を削減しますし、必要になればすぐに雇います。
そこに情や付き合い、忖度があまり関わらないので、「すぐ解雇されちゃったけど数カ月後に同じ会社にヘッドハンティングされた。」なんてこともあり得ます。

けれどもそれがいつになるのかは検討が付きません。
そのまま会社がつぶれたら終わりですからね。

意外と知られていないアメリカの補償

給付金の支給は2回 (所得制限あり)
失業手当 (毎月30万円~50万円以上)
家賃控除などの手当て
PCR検査は無料

私の友人 (アメリカ国籍) による話です。

3月当時の連絡では一定期間のオフィス家賃補償が受けられるということがわかっていました。アメリカだと水道光熱費、インターネット代も家賃に含まれることが多いですので、まるごと手当でしょうか。

それよりも私には衝撃的なニュースがありました。

職を失った方には毎月30万円~55万円 (当時の為替計算) にもなる失業手当が受けられるとのこと。毎月ですよ。
居住地がアメリカ本土ならむしろ働かないほうが良いくらいじゃないのよー。
この情報に関してはある程度流動性があるものの、手厚い失業給付が話題になりました。

また、アメリカのPCR検査数は11月時点で1億9114万9000件以上となっています。

※ごめんなさい、この項目部分の詳細や完全に正確な情報は割愛しています。イメージでとらえてもらえれば幸いです。

しかし、これが続こうが経営する人は存続に関わりますし、生活している人も先が見えないこの状況には不安の一言しかありません。

アメリカ本土をターゲットにするメリットとリスク

この状況下で、アメリカ本土やカナダ、オセアニア諸国などを顧客ターゲットにする方向転換も必要だという人も多いかもしれません。
そこにはメリットもありますが、日本人を相手にするよりも大きなリスクがあります。

メリット

一定の収入を見込める
コロナ収束後もマーケットが広がる

リスク

感染するリスクが飛躍的に上がる
英語での販促・PR・営業が新たに必要
必要人員配置数が読めない

顧客が見込め、100%でなくても収入があるのは助かりますが、新型コロナウイルスの状況がどうなっていくか正体がわからない状態ですので、感染者が急増している地域からのゲストを招くにはリスキーです。

また、普段からヨーロッパやメインランド中心に展開する企業とかち合うことになり、新たにPRや販促を行わなければなりません。

私の周りのハワイ在住者

ブレッドフルーツ(ウル)

そんな中、私の知り合いの多くは意外と充実したハワイ生活を送られています。
なんかうらやましいくらい。

SNSに景色の写真が出るだけでなんだかポジティブになるハワイマジック。

詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

ハワイがそうさせるのか、
ハワイローカルの気風がポジティブにさせるのか、
もともとそういう人がハワイに馴染むのか、
それともさらに私たちの知らない手厚い補償があるのか・・(またそこ?)。

今回はそんな中でハワイのために活動されている人たちを紹介します。

フードバンク活動

アメリカは私たちが想像するよりもずっと巨大な寄付大国です。

医療を無料で受けられる施設もあります。

使い古しのものも寄付。
スリフトショップ、いわゆるリユースショップ (中古店) には、自分が使ったものを無料で提供して、それを超激安 (手数料程度) で売っている社会システムが根付いています。

その中でも生きる上で欠かせないのが食べ物。

フードドライブ期間というのがあり、コンドミニアムなどのポストには不要な缶詰などを入れてね、という袋が配られ、その活動も盛んです。

そんな中、私の知り合いにはフードバンクの寄付はもちろん、それを整理したり配るボランティアをしている人がいます。

「お客さんが来ないからこそできることがある。」
からといって会社の業務で様々な対策をとるのは理解できるのですが、この困難な時期に他人のために時間と労力を割くというその姿勢には尊敬しかありません。

ハワイを支援するチャリティープロジェクト「#SupportAloha (サポートアロハ)」

サポートアロハとは

上のフードバンク活動にも少し話が重なりますが、

観光系マーケティングコンサルティング会社ABEE’S,INCによるハワイコミュニティー支援プロジェクトです。

商品の販売を通してローカルビジネスのお手伝いをするとともに、オリジナルグッズの売り上げの10%を、
食糧を必要としている人たちへの援助を行っている「HAWAII FOODBANK」
のチャリティー団体に寄付しています。

ハワイ応援プロジェクト活動

ハワイ州観光局の協力のもと、ハワイの企業とみなさんが一緒に地域活性化に貢献できる新しいプロジェクトがスタートしています。

メイドインハワイを中心に、ハワイの地元企業の商品やサービスを買うと、ハワイが元気になるだけでなく、その売上の一部がハワイ州観光局が選ぶ「ハワイ環境・文化の保護団体」に還元される仕組みです。

お互い助け合いハワイを愛する気持ち

ハワイ州の旗マーク

日本人だけでなくローカルの人たちもお互いが協力し合い、ハワイを元気にする活動を行っています。
それは個人から企業まで幅広く、そしてできる範囲で。

とある会社からのメールには、本来クライアント先となる宛先に「励まし」と「お互い乗り切りましょう」というメッセージメールが届きました。
その会社も本当はお金を振り込んでもらわなければ生活すら大変なのに、むしろ一緒にがんばろう精神を分かち合う姿です。

一見ハワイに移住した人たちだけの話のようですが、そうではありません。

ALOHA AINA(アロハアイナ)

そこにはその土地を愛する気持ちがあり、その土地にあるすべてのものに感謝し、大切にする気持ちが広がっています。

それはきっと日本に住む日本人にとってもある精神です。
この場合、ハワイに対する郷土愛と、日本に対する郷土愛両方です。

昨今日本にいる私たちに入る海外のニュースは、良くない話題しか入ってきません。
ですが、そんな中でも (少なくともこのハワイのブログを読んでいる方にとって) 愛着があり身近なハワイに住む人たちを知ることで
「少し忘れていたこと」
「忙しすぎて失いかけていたこと」
などを思い出させてくれるきっかけになるのではないでしょうか。

この美しい島でまた楽しめるためには、いまここで生きる人たちが元気でなければ、もう2度と同じお店、景色、人に会うことはできないかもしれないのです。
いや自然は今まで以上にきれいに浄化されているかもしれませんけれど。
それもまた原点を知らせるきっかけになります。

今はハワイに行くことはできませんが、そのもんもんと膨らんだ思いを、いつかハワイに行けるようになったらたくさん解き放ちますので、それまでみなさんお身体を一番に気を付けてどうか乗り切ってください。

そして日本でご縁があってこれを読んでいただいているみなさんにも、ぜひ各リンク先をご覧いただければと思います。

手前味噌で乱暴な書き方の部分もありますが、少しだけでもハワイの活動を知ってもらうほんのきっかけになればと、記事を書かせていただきました。

ありがとうございました。

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