「ハワイで運転なんてこわいからしないわ!」
「日本ではバリバリ運転するけど、海外では運転したことないんだよね。」
「アメリカの交通ルールって日本と違うんでしょ?」
・日本では車の運転をするけれど海外では運転をしたことがない人。
・オアフ島では運転したことがあるけれど、他の島での運転は不安な人。
情報は2021年1月現在。
モロカイ島はハワイ運転デビューにピッタリ
交通量が少なく、信号がまったく無いモロカイ島は運転の練習ができる島
「日本では運転するけど海外は怖いなぁ。」
「ハワイなら運転するけどモロカイ島ってどうなの?」
実はモロカイ島は海外の運転未経験の人にはうってつけの島なのです。
なぜなら、
圧倒的に交通量が少なく、
歩行者も少なく、
信号が皆無で、
道も選択肢が少なく、
人がフレンドリー
だからです。
モロカイ島が海外運転デビューに適している理由
レンタカー会社の選択肢がない
さまざまなレンタカー会社がひしめきあっています。
まずはどのレンタカー会社を選ぶかで悩んでしまいますよね。
そのレンタカー会社に行くのも大変だったり、借りるのにも返すのにも時間かがかかったり。
まず、そもそも車を借りる際の選択の悩みがありません。
おそらく日本からの観光の場合、レンタカー会社の選択肢がほとんどありません。
ただし、窓口が少なく切り盛りするスタッフも少人数のため、返すときの時間は少し余裕を持った方がよいです。
帰る際、空港では1時間前までにはチェックインしておかなければなりません。
「はじめから車に傷が付いているよ。」
という場合も多いのがハワイですが、
「そんなん気にしないよ。」
というのもハワイ。
でも念のため、最初の車の状態は確認しておきましょう。
視界に見える人や人工物が少ない
オアフ島でレンタカーを借りたことがある人はご存じかと思いますが、空港にしろワイキキにしろ、スタートから車が多いです。
狭い駐車場を出て、周りには建物も車も人もいっぱい。
一発目がカラカウア通りというケースが圧倒的です。
車線も多いし一方通行も多いので、混乱してしまいます。
景色が草っ原だったり農園だったりと、のんびりした風景なのが運転しやすい理由のひとつ。
モロカイ島は空港で車を借りても周りはのどかな風景。
高い建物が無いから視界も開けています。
空港を出るとすぐに、
「SLOWDOWN THIS IS MOLOKAI」
のサインボードが出てきます。
意味は「スピード落としてね、ここはモロカイだよ。」
交通量が少ない
オアフ島では駐車場を出て早々、かなりの量の交通の流れに乗らないといけません。
さらにH1フリーウェイのランプ (合流) の長さが短く、高速道路に乗るのも怖い。
モロカイ島はほとんど車が通らない道も多いです。
フリーウェイはありません。
高速道路はないけれど、信号がないので息切れしそうなほどアクセル踏みっぱなしの区間もあります。
動物の飛び出し注意というエリアもあります。
日本だと「ええ?そんなことあんまりないでしょ。」
と思うかもしれませんが、ここは動物も人間も同じように共生していますから「もしも」という想定で運転しましょう。
ハワイの運転気質
これはハワイが観光地であるがゆえに、さまざまな国からのドライバーがいるため一概に言えないのですが、基本的にアメリカ・ハワイの運転者は「待ってくれます」し、「すぐに譲ってくれます」。
しかしオアフ島は特に観光客が多いので少々戸惑う車も見受けられます。予測不能な動きにご注意。
オアフ島と同じく、譲り合いや待ってくれるのは同じです。
ただ、慣れないせいなのか、信号が無いせいなのか、道路が基本的にノンストップなため流れが早く感じられることもあります。
急ぐ理由なんてありませんから、ゆっくりと走れば良いんです。
海外では手や声で合図を伝えることが多いです。
はじめは照れますが、手でクイクイと「どうぞお先に。」と譲ってあげられたらもうローカルです。かっこいいですね。
さらにお礼はシャカサイン (アロハポーズ)で!
駐車が苦手でも大丈夫
車が停まっていなさすぎて停めていいのか迷うほどの駐車場。
そのほとんどは無料です。
人も少なく、出入りする車も少ないので、駐車が苦手でもゆっくり自由な場所に停められます。
まるで駐車場で駐車の練習ができてしまうくらい。
アメリカでは前進駐車のパターンが多いです。
駐車スペースの白線が斜めになっていたら迷わず前進で停めてしまいましょう。
大丈夫、斜め駐車なので出るときは後方が見やすいし、車が来てもずっと待っててくれます。
モロカイ島ならではの運転の注意
信号が無い
島に信号がひとつもありません。
左折時は直進車に気を付けましょう。
横断歩道もほとんどないのがかえって良いかもしれません。
日本のドライバーは横断歩道付近に人がいてもつい通過してしまいがち。
逆に欧米人にとって横断歩道は歩行者優先の感覚なので普通に渡ってきます。
ドンっとならないように気を付けましょう。
法定速度がオアフより速い設定の道もある
ハワイ島やマウイ島はオアフ島と比べて市街地が少なく、速度を飛ばして良い道も多いです。
その感覚がオアフ島と違うので、つい周りの車が速く見えてしまったり、逆に速く走りすぎてしまったりするので注意しましょう。
モロカイ島とはいえ、ちゃんとポリスが見張っています。
ちなみに50マイルとなっていたら、日本では時速80kmちょっとです。
一般道でも日本の高速道路並みに飛ばせる場所もありますので、そういった意味では少し面食らうかもしれませんね。
ガソリンスタンドはほとんどない
島一周してもそれほどガソリンの底をつくほどの距離ではないのですが、連泊してレンタカーを借りる場合はガソリン残量にも注意しましょう。
もしプスンプスン…と止まってしまったら、ピンチです。
ちなみに私はガソリンを一度も入れずにすみました。
その時の条件は、
・2泊3日同じ車。
・真夏でエアコンガンガン。
・乗車人数2人。
・最東端、最西端、最北端、最南端 (すべて行ける範囲で) を回る。
でした。
3日以上アクティブに行動する方はご注意ください。
東側の崖路に注意
細い道、カーブが多いです。
基本的に運転しやすい環境ではありますが、人の往来が少ないがゆえに道路の車線数や車幅はそれほど豊かではありません。
東側へ行けば行くほど海岸沿いの道路は傾斜やカーブが増え、車幅が狭くなっているところも増えます。
ハワイで運転したてのころ、とっさの判断の時、私はつい左側通行になってしまったことがありました。それ本当に危ない。
急がずにゆっくりと確かめながら、休憩しながら進みましょう。
もしモロカイ島運転が海外運転デビューの際は、慣れるまで東側ルートは避けることをおすすめします。
西側の狭い路地や行き止まりに注意
細い路地に入り込むことがあります。
行き止まりも多いです。
「運転しやすいと書いておきながら東西とも要注意じゃ話が違うじゃない。」
と言われそうですが、
山道のような東側との対比でいえば、西側は思わぬところで狭い路地が続いていることもあります。
行き止まりの標識は「DEAD END」。
でも、こちらはそれほど危険を感じたり、わざわざ避けるほどではありません。
念のため頭の片隅に置いておくほうが準備できるかも。
このような感じのモロカイ島の交通事情ですが、
とにかくゆっくりでいい。
それに尽きます。
モロカイ島で海外の運転デビューが達成されたらぜひオアフ島でも運転してみてください。
あれ?オアフの方がスピード出ないし、信号が多くて楽?なんてことも感じるかもしれませんね。
あまりモロカイ島では威力を発揮しませんが、レンタカーの比較サイト特集も書いてみました。興味のある方はご覧になってみてくださいね。