ジュエリー・貴金属

オメガネックレスチェーンが曲がったら修理可能?どうすればよいかを検証

こんにちは。
東京都知事の小池さんもよく首に着用しているオメガチェーン。
「オメガネックレスチェーン」「オメガチョーカー」などさまざま言い方はありますが、ジュエリーに関して知識豊富な方やジュエリーセンスを磨いている方はすでにご存じのネックレスです。

今回は時計ではなくジュエリーネックレスのオメガ。

オメガネックレスチョーカー

オメガネックレスが曲がってしまった場合の対処法

結論から先に言うと、曲がってしまった場合はほぼご自身では修復不可能となります。
また貴金属専門業者に頼んでも難しいケースがありますので、新しく買い直すという結論になります。

イタリア輸入が多いオメガチェーン

オメガとはその名の通りΩの形をしているネックレスチェーンで、形が崩れないことでジュエリーの楽しみ方のバリエーションとしては隅に置けない存在となっています。
しかし、このオメガネックレスはほとんどが輸入となります。

ある日、貴金属専門の会社で聞いてみました。

「なぜオメガは国産が無いんですか?」

「なんでですかね~。こういうの作っているところが無いんですよね。数もそんなに出ないし、デザインもいろいろ繊細なものがあって、日本人の感覚とはまた違うタイプだし、採算が取れないからなかなか制作できないのでしょうね。」

という現実的な話を目の当たりにしました。

たしかに、デザインは独特のものも多く、周りに巻き付いている素材もあまり見かけませんね。

スクリューカットのオメガネックレス

もし日本でオメガネックレスを制作されている会社がありましたら教えていただけると幸いです。ぜひページでご紹介させていただきたいと思います。

それほどほとんどが輸入となっているオメガネックレスですが、日本に入ってくるオメガネックレスの中で一番シェアが多いと思われる製造国はイタリアです。

商標として登録されているのか、いろいろと事情があるのかもしれませんね。

曲がったり壊れることが多い状況や商品の特徴

曲がったり壊れることが多い状況や商品の特徴
✔ オメガチェーンの太さが1mm以下。
✔ シルバーや金以外の素材で強めの力が加わった時。
✔ 形状記憶ではない。
✔ スライドアジャスターチェーンが付いている。

太さ1mm以下

これはもう日本の店頭に出ている段階から、多かれ少なかれほんの微々たるくらいでもゆがみが生じていることが多いです。よーく見てみると片側だけ波打っているとかは普通にあるのです。しかしこの程度なら不良品とは言わず、着用するとゆがみがわかりません。

ゆがんでいる細いオメガネックレス

しかし、この1mm以下のオメガのチェーンは金やシルバーならしなりがあり、曲がってもそう簡単には致命的なゆがみが生じることはありません。(真鍮製などは曲がったらアウトです。)
また、真鍮製などの素材なら多くはゆがみがほとんどないきれいな曲線を維持しています。

シルバー製や金以外の素材で力が加わった時

オメガネックレスの多くは金やシルバーでできています。この金やシルバーは柔軟性があり、しなりを上手に表現してくれます。形状記憶機能でも制作でき、ある程度の曲がりや力には弾力と元に戻る機能があります。

しかし、真鍮などの固い素材で出来ているものは、太さ1mmで見られるようなはじめのゆがみはほとんどないのですが、柔軟性に乏しく、強い力がかかると曲がるどころかパキっと折れてしまいますので要注意です。

形状記憶ではない

上記の中でも特に形状記憶の機能をもつものがあります。
好き好きあるのですが、形状記憶の方がややしなりがなく、かたい印象のものが多い気がします。
形状記憶のものが曲がったら直すのは非常に難しいです。

スライドアジャスターチェーンが付いている

長さが調節できる便利なスライド式のアジャスターチェーン。
普通のネックレスは自然な重力に従っているので、無理な力は加わらないのですが、オメガネックレスはある程度の形の維持をしているため、金具の部分に自然ではない方向への力が加わりがちです。
つまり、繊細なボールでスライドさせている部分に多少無理な力がかかってしまうため、もし何かのはずみでひっかけてしまうとスライドアジャスターが壊れる可能性があります。

オメガチェーンに付くアジャスター

この場合はオメガに問題が出たわけではないので、修理可能です。

曲がってしまった時に自分で出来る対処法

✔ ドライヤーで温める。
✔ 指でゆっくりもとにもどしてみる。

あまり期待できないのですが、ドライヤーで温めて熱を加えてから直すという方法があります。

・金製やシルバー製だけ適用できる可能性がある。
・形状記憶の場合は厳しい。
・真鍮製などの固いものは利用できない。

形状記憶オメガネックレスで曲がってしまったもの

この方法は純粋なゴールド製やシルバー製にのみ可能性があり、形状記憶機能のオメガや真鍮製などではこの方法は使えません。

私もいろいろな太さのいろんなタイプのオメガを試みたことがありますが、正直うまくいきませんでした。

修理ができない理由

貴金属業者でも修理が難しいと書きましたが、その理由は、

✔ 専門的に扱う業者がほとんどないこと。
✔ 外国製造のため内部構造がわかりにくく保証ができないこと。
✔ チェーンを巻いているパーツなどが手に入りにくいこと。

遠く足を運んでも「ダメですよ~。」と言われてしまうのはショックです。

どうにかする方法はないのでしょうか?

壊れたときに取る最後の手段

曲がったときや折れたとき

金やシルバーはグラムでその価値が決まります。
取引値段相場はありますが、その素材の価値は時代を超えても認められています。

壊れた場合は業者に買い取ってもらい、新たに気に入ったオメガネックレスを買うのも良いのではないでしょうか。

オメガネックレスはデザインや輸入に関わる代金が上乗せされているため、同じグラムの金だからといって同じ取引額で買えるわけではありませんが、少なくとも新品の新しいオメガを多少の出費で抑えることができます。
それは修理を依頼するより安くなる可能性もあります。

傷がついたとき

傷がついたときも、実は補修が難しいと言われています。
しかし傷の場所や状況によって異なりますし、素材や作り、デザインによっても変わりますので、まだ修復可能な可能性があります。
この場合はぜひ写真に撮って修理業者に問い合わせてみてくださいね。

メッキがくすんだとき

シルバーなどでメッキがくすんだときは、メッキを剥がしたあとに改めてメッキ加工する工程ができる可能性があります。
この場合は、メッキ加工業者に問い合わせてみてください。

オメガの本体以外が壊れたとき

いわゆる留め具部分が壊れた場合は、壊れた場所によって修理可能かどうかがわかります。
留め具とオメガの根元だと、修復には慎重な判断が必要です。
明らかに留め具だけであれば、自分で修理することも可能です。

オメガネックレスが購入できるお店

オメガネックレスなんて見たことない、という方も多いかと思います。
というのも、どちらかと言えばチェーンパーツとして扱われることが多いため、ジュエリーショップだと単体で市販されていることがあまりないようです。
パールなどの宝飾がセットになっていることも多いです。
では、どのようなお店で買えるのでしょうか。

ジュエリーパーツ屋さん

ジュエリーパーツ屋さんではチェーンの部類として扱っていることがあります。

宝飾専門店

ジュエリーでもお値段が高めのお店になります。主流は18金になります。

インターネットショップ

マハロハナではシルバーや真鍮から18金までのオメガを中心に、取りそろえていますが、輸入である故に入荷が追いつかず、在庫は少なめです。

[wp-svg-icons icon=”cart-2″ wrap=”i”] マハロハナのオメガ一覧はこちら

ほかにもインターネットショップではオメガネックレスを扱っているお店が数店あります。
素材や素材使用量、しなりなど、お値段と品質は比例する品目かと思います。

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[wp-svg-icons icon=”cart-2″ wrap=”i”] Amazonで探す

記事公開日:2019年12月18日
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