ハワイのホームセンターと日本のホームセンターの違い

私の地元、千葉県印西市には日本最大級をうたうホームセンターがあります。
その名も「ジョイフル本田」。
そこのあなた、ちょっと鼻で苦笑した人もいらっしゃるのでは?
もしくはほとんどの方が「ふ~ん・・。で?」
という雰囲気を感じます…。

千葉県印西市ジョイフル本田千葉ニュータウン店

敷地面積約17万㎡。東京ドーム3.6個分。
私自身、DIYも家庭菜園も、動物も好きで、家のことならずっと見ていられる大好きなお店。

地元にはホームセンターや家具屋さんがいくつかあって、ひとつのホームセンターだけではえこひいきなのでもうひとつ、カインズモールもあります。
こちらは敷地面積約8万㎡。

そして日本最大家具のアウトレットという「MEGAMAX (メガマックス)」。
おしゃれな「東京インテリア」「島忠」、
お値段以上「ニトリ」など、そのほかにも「BIGWOOD」という家具屋さんも。
いろいろ集まっています。

そんなジョイフルをはじめとするホームセンター群(多くの日本の方はファミレスのジョイフル思い浮かべますよね。)を離れてハワイに住むことになった私。

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ハワイのホームセンター・ホームデポ

きっとあると早々に探し当て、見つけたのがロウズ (LOWS) とこのホームデポ (THE HOME DEPOT)でした。
いやおしゃれなインテリア店ならあるんですけどね。
私が求めていたのはこういうホームセンター。

今回はダウンタウンの先にある、2つのホームセンターのうちホームデポとLOWSに向かいしました。

アメリカのホームセンターの特徴

・BBQ関係の商品の多さ
・塗料をその場で調合してくれるのでカラーバリエーションが豊富
・合理的商品が非常に多い
・規格が統一していることが多く、サイズを悩まず選べる
・合理的の逆でデザイン性に凝った商品も多い
・既製品よりも「自分で作る」が基本
・ペット売り場はない(生体販売は基本X)
・店内は日本でいうコストコやIKEAみたい

挙げていけばキリがないのですが、私の感覚では目からうろこばかりでした。

日本では見ることのできないデザインや機材や家具に興奮。
DIY先進国なのか、ドリルなどが安く種類が豊富でなかなかの見応え。

日本のホームセンターとの違い

日本のホームセンターのように、
「買ってすぐ便利」
「ほしいサイズがすぐそこ」という感じではなく、本格的に作業して作る人向けなので、もし日常のもので必要な場合は、ウォルマートやKマートなどで十分そろいます。

目的のものがなければHOME DEPOTやLOWSで買ってDIYという流れ。
日本で買うと高いけど、ハワイなら安いものがいっぱいあります(ファン付シーリングライトとか激安です)。持って帰りたいくらい・・・

菜園コーナーはどちらも申し訳程度の品揃えで、ペットセンターなどはありません(残念)。

さて、あまり優劣では比較せず、それぞれの特徴から何か学べるか考えてみました。

日本のホームセンターの特徴

・売り場のニーズにきめ細やかなサービス
・既製品が多い
・文具などが充実
・おもちゃ・スポーツ用品売り場なども充実
・伝統芸能文化的な商品も充実
・飲食店もある
・動物や魚、虫、爬虫類も売っている
・家電も充実している
・食料品や医薬品も売っている

日本の場合、ホームセンターの規模大きさにかなり左右されるのですが、
「とりあえずホームセンター行けば全部揃う」
というようなイオン的な方向性が強いお店が多くなっている傾向。
都心部から電車30分台の千葉県北西部ですらその状況です。

日本のホームセンターに感じるイオン化

この傾向は規模を小さくするとドラッグストアにも当てはまっていて、地元のドラッグストアでは文具も衣類も食料品も買えます。

地元は田舎なのでドラッグストアで地元野菜まで並んでいます。(笑)
惣菜も肉も売っていて、冷食やお菓子などはスーパーより安いときもあります。


そしてその最たるものがコンビニなのかと。
とにかく日本って「便利」ですよね。

「便利」=「豊かさ」か

なのかは人の価値観や視点によってまた変わるのですが、どんなところに住んでいても同じサービスを受けられる均一化はすごいです。
本当はそのサービスのもとは欧米からきたのですけれどね。
鉄道も総合スーパーも。

日本全国各地がまるでミニ東京を目指しているような、どんな田舎に行っても同じお店が存在し、どのお店でも一通りのものがそろってしまいます。
100円ショップにも500円クラスのものが売られ、食料品やUSBハブまで買える便利さ。

アメリカのホームセンターは「家のことなら」の専門店

まさにアメリカ、といってもアメリカを語るほどアメリカを知らないので、少なくともハワイではホームセンターはあくまで家のことならおまかせ!の専門店です。

日本のホームセンターの感覚で考えると、日本のホームセンターの役割がまさにウォルマートのような総合スーパーマーケット。
必要最低限なものが既製品ですぐ使える商品として並んでいます。

その点はアメリカ、というよりハワイでは、この分野はこの専門店へ、というような棲み分けがはっきりしているように思えました。

ハワイに住んでみて、「不便」という言葉を聞くことが多かったですが、
私はこのわざわざ行く「不便」の中にしかない、「楽しみ」や「お宝さがし」を楽しんでいました。

この違いは日本でいう〇〇市より〇〇市の方が都会、便利、という考えにありがちが「どっちがどっち」という視点で比べず、
ここにしかない魅力や特徴を探してみるのも良いかもしれませんね。

書き方や流れが日本との比較ということで、もやもやする気持ちになってしまった方もいらっしゃると思いますが、こういう考え方もあるのね、というような視点で見ていただければ幸いです。

ありがとうございました。


記事更新日:2025年5月23日。
情報は2025年5月時点。
記事公開日:2015年4月25日。
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比較という観点で、書き方やちょっとした文章の受け取りによって「もやもやする気持ち」になってしまった方もいらっしゃると思います。私自身もまたさまざまな視点からどう表現するべきか模索しながらの投稿となります。インターネット上のひとつの読み物、そんな考え方もあるのね、というような視点で見ていただければ幸いです。
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