フラのお話

ハワイで神聖なシダ植物パラパライ(Palapalai)

ハワイのシダ

ハワイ語名:Palapalai、Palai
日本名  :イシカグマ

ハワイ在来種のシダで、コバノイシカグマ科フモトシダ属。環太平洋アジア地域では広く自生しているシダです。日本名が日本語っぽく付いているのですが、日本でも自生しているシダ植物です。
別称「パライ」はハワイ語で「黒い茎」という意味です。

基本的にハワイ全島で観ることができますが、湿気が多く日陰を好むので、マウイ島の湿潤地域やハワイ島のキラウェア地区などの熱帯湿地地帯に多く見られます。

特徴

細く鋭い三角形フォルムの葉っぱで、明るい緑色で柔らかいのが特徴。葉の長さは約1mにもなりますが、葉の横幅は30cmほどと、かなりシャープです。
香りが比較的強く、山の草の香りを放つシダです。

神聖なシダ パラパライ (Palapalai)

数あるシダの中でも、パラパライはフラと森の女神ラカ (Laka)に捧げる神聖な植物として長きにわたり伝えられてきました。また、火の女神ペレ (Pele)の妹である女神ヒイアカ (Hiiaka)が身につけていた植物ものとも言い伝えがあります。諸説ある伝説ですが、古来ハワイアンの時代から大切にされてきた植物だということがわかりますよね。

フラの教室や学校 (ハラウ)では、このパラパライを祭壇 (ケアフ)にお供えすることもあります。祭壇は草花で飾られるのですが、神聖なものとされる香りの高いパラパライは重宝されてきました。祭壇には木を切った「ラマ」というものが置かれるのですが、ラマとは女神ラカの化身の一つと言われています。

フラやハワイアン装飾としてのパラパライ

香りが高く神聖なパラパライはフラで身に着けるレイやハクとしても貴重な存在です。
現在でも装飾にパラパライを編む人もいるくらいその価値は高いものですが、そのシャープで気品のあるデザインはキルトやハワイアン生地のデザインとしても人気です。

パラパライのフラアクセサリー

パラパライのシダのフラアクセサリー

今回例として取り上げるのは、パラパライをイメージしたファーンのアクセサリーです。

パラパライのシダをモチーフにしたフラのアクセサリーは、一般的なシダ (ファーン)のよりもやや細身でキレがあるデザインに仕上がっています。
色味は青みのあるはっきりした緑色で、やや濃い目のカラートーンが特徴です。

ハワイ語でクプクプと呼ばれるシダ (ファーン)は、フラにおいてもマイレと同じように幅広く親しまれています。その中でもハワイの固有種で神にささげられたと言われる神聖なパラパライ (Palapalai) 。

こちらは青みのある2トーンの緑のリーフ(葉)で仕上げています。柔らかい質感でしわや刻みを細かく表現。通しに折り込みを入れることでボリュームをアップさせています。インテリアとしても利用すれば、よりリアルな彩を添えてくれるでしょう。

パラパライ ファーンのレイ

パラパライのシダのレイ パラパライのシダのレイ

サイズとボリューム

長さは約100cmと少しだけ短め。ボリュームがあるので思ったよりも短く感じます。
ボリューム幅約17cm。葉っぱに折り目を付けて通しているため、これ以上ないほどとてもボリュームがあります。

葉の柔らかさ

柔らかさ:

こちらの商品の葉っぱは柔らかいです。葉の質感も薄く柔らかくてボリュームの割にはごわつかないため、子どもでも大人でも使い心地は良いです。

この商品の惜しい点

上で書いた通り、やや短めの長さでボリュームがあるため、男性が首にするとずいぶんと短く感じるかもしれません。ロングレイを望む方にはちょっと物足りない長さかも。

葉っぱのリアルさ

葉脈の凹凸が表現されているところやカットが鋭く細やかなデザインがリアルです。
1枚ずつゴムに通すタイプですので枝は付いていません。枝をつけてしまうとリアル感が増しますがどうしてもごわついてしまいますので、この点は最も良いバランスかもしれませんね。

購入できるところ

この商品はAmazonやヤフーショッピングで購入可能です。どちらかご都合が良い方をお選びください。
もし在庫が無い場合も取り寄せ可能ですので、各ショッピングモールよりお問い合わせください。お取り寄せは最短10日ほどから、場合によっては制作が追い付かず、半年ほどお待ちいただくこともございますことをご了承ください。

Amazon 売場ヤフーショッピング 売場

パラパライ ファーンのハク

パラパライのシダのハク パラパライのシダのハクレイ

パラパライ ファーンのブレスレット

 

臭いや化学物質をできるだけ排除

フラアクセサリーは基本的にすべて手作りです。オーガニック思考の観点から、子どもが身に付けても安全なものを目指しております。
そのため、制作方法から販売までの過程もこだわっております。

1. 染料留めは天然のお酢類を使用
2. 日本ですべてのフラアクセサリーを洗浄

製造元がハワイであろうとその製造過程や輸送過程でどのような空気に触れているかは把握できません。
すべてのフラアクセサリーは輸入完了後に速やかにほこりをふるい落とし、下記の手順で洗浄しています。

1. 薄い石鹸水による洗浄
合成化学洗剤を使わず石鹸水で洗浄しています。
もみ洗いや洗濯機を使用するとほつれてしまう可能性があるため優しく流水で洗浄しています。

2. 真水によるすすぎ
石鹸の残りはカビの原因になるためすすぎを徹底しています。

3. 乾燥
数時間の天日干しと日陰干しを交互に行うことで殺菌と色あせ防止。

4. 最後にもう一度繊維を落とす
乾いた後に溝に詰まったほこりや繊維をもう一度ふるい落としています。

5. 発送前最終確認
発送前に再度ほこりや繊維をふるい落としさらに商品チェックを行っています。

「できる限り」というスタンスなのですが、これだけでもずいぶん違うのではないかと思います。
ちなみに時々すっぱいにおいが残ることがありますが、刺激臭のようなすっぱい匂いは染料留めで使われているお酢の匂いなのでご安心ください。

リンク先のストアは休店日がございます。ご注文の際はお気を付けください。

記事公開日:2019年8月19日
記事更新日:2019年11月22日

いつもありがとうございます。 ブログランキングに参加しています。 もしよろしければ応援クリックをお願いいたします。