「ブラックスピネル」と聞いて「聞いたことあるよ。」という人は少ないかもしれませんが、
「こういうものだよ。」と説明すると「ああ、よく芸能人とかが首にしているよね。」という反応が返ってくることが多いのではないでしょうか。
ここでは、「ブラックスピネルとはいったい何なのでしょうか?」
という疑問を専門的な知識よりもよりわかりやすい視点で説明したいと思います。
記事公開:2019年1月21日
記事更新:2022年1月18日
ブラックスピネルとは
ブラックスピネルは天然石です。色は黒。スピネルとは石の系統の名前です。
ブラックスピネルは、その名の通り「黒いスピネル」ということです。
例えばダイヤモンドにはピンクやブラックといった色が付いたダイヤモンドがあります。
それらはピンクダイヤモンドやブラックダイヤモンドと言った通称で呼ばれています。それと同じような感じですね。
スピネルはレッドスピネルやピンクスピネルといったカラフルなものもメジャーなのです。
日本では「尖晶石 (せんしょうせき)」とも呼ばれ、字のごとく尖った水晶 (クリスタル)のようなイメージです。
ブラックスピネルの魅力とは
ブラックスピネルはカットすると漆黒の品にキラキラとした輝きが極端に放たれることから、その魅力を不動のものにしています。
多くの天然石は、カットすればするほど価値や魅力が高まります。
ダイヤモンドはカットと磨きこそ価値と言っても良いくらい原石はそれほどきれいではありません。
ブラックダイヤモンドとの違い
ブラックスピネルでは、「ブラックダイヤモンドのような輝き」というキャッチフレーズをよく見かけますが、同じカットと磨きをほどこした場合、私のような素人目で見ればほとんどダイヤモンドと輝きは変わらないよ、と思われる方も多いかもしれません。
ブラックダイヤモンドは、ブラックスピネルとお値段が一桁万円違うことが多いと思いますが、それもそのはず石の硬さ (硬度) からもその細かいカッティングが可能で、そこにきめ細かい磨きを施すことで、一段抜けたキラキラ感を実現することができます。
ブラックオニキスとの違い
ブラックならみんな同じに見えてしまうかもしれませんが、同じような石にブラックオニキスがありますね。
こちらはより安価なのですが、硬度がブラックスピネルよりもやや柔らかいため、カットの鋭さがソフトです。
そしてキラキラがブラックスピネルの方が断然魅力的といわれています。
キラキラにも好き好きありますし、パワーストーンとしての石の意味もありますので、お好みに合わせて着用するのが一番ですね。
ブラックスピネルの値段の違い
本当に安いものもありますし、高いものもありばらつきがあります。
値段の差が生まれる理由は主に
カットの違い。
磨きの違い。
コーティングの違い。
傷の度合い。
使われる貴金属の違い。
などが考えられます。
石は大きい方が値段が高いことが多い
大きめにカットされた石は値段が高いことが多いです。
大きい石はなかなか流通していない時期もあり、希少価値があります。
カットによって値段が変わります
カットにはダイヤモンドのようなキラキラを放つダイヤカットや、柔らかいリズミカルな輝きを放つボタンカット、特に意識をしないカットなどさまざまなカットがあります。
そのカットにも丁寧にカットされたものや、不規則にカットされたものの違いで値段が変わります。
これはわりと店頭での見た目で「きれい・そうでもない」という判断がつきます。
磨きで値段が変わります
磨きにも差があります。
やはり細かく丁寧に磨かれたものは、側面にキザキザのカット跡もありませんし、輝きが違います。
コーティングされたもので値段の差があります
コーティングと言っても、雑なカットや磨きをコーティングで付加価値をかぶせるものと、より個性的なカラーリングを施すためにコーティングされたもので、値段は高くも安くもなります。
傷の度合いで値段が変わります
石は天然ですので、どんなものにも自然な傷や割れがあります。
傷の度合いや欠けの度合いで値段が左右されます。
使用される貴金属素材で値段が変わります
ワイヤーの太さ、素材や留め具の素材で値段が変わります。
シルバーは少し高め、18金になればもっと値段が高くなりますが、真鍮やステンレスをメッキしたものは安いです。
制作も着用を意識した作りか使用感を気にしないデザイン重視の作りであるかで価格が変わります。
ブラックスピネルの値段に左右されないもの
逆に他の天然石や貴金属と異なり、ブラックスピネルではあまり値段に関係しない物があります。
それが「重さ」です。
ダイヤモンドや金などを筆頭に、重さによって値段が顕著に変わる物が多いですが、ブラックスピネルはネックレスなどの既製品にいたっては、さほど重さに重きを置いた価格設定が行われていない印象を受けます。
パワーストーンとしてのブラックスピネルの効果
ブラックスピネルはパワーストーンとしても人気です。
スピネル自体の意味は「自己の向上」です。
諸説ありますが、ブラックスピネルは昔から魔除けや勇気と言った意味合いで愛されてきたようです。
自身が持つ力を発揮するという意味で、強いエネルギーを発していると言われています。
パワーストーンとしての効果はさまざまなサイトで数々ご紹介されていますので、ここではまとめたイメージをお伝えしたいと思います。
自身の力を発揮する (成功・向上)
前進する勇気 (自信・メンタルの安定)
どうでしょうか。イメージが湧きましたか?
私は何百~千本ものブラックスピネルネックレスを販売してきた身ですが、やはりその力を発揮するためには、そのものを丁寧に保管し、扱うことが大切だと感じます。
逆に言えば、私は販売店でブラックスピネルを一緒にまとめて保管しているので…パワーストーンとしてはそんなに実感はないです。。でも、開店当時から人気で、末永くお店を維持していただいている貴重な商品です。
ブラックスピネルはメンズ?レディース?
ブラックスピネルネックレスやブレスレット、アンクレットは男女ともに似合う石です。
カジュアルな服装にはメリハリを。
男性には男らしさを。
若い女性にはワンポイントの落ち着きを。
こんな感じでメンズはもちろんレディースにもその人の服装や雰囲気をおしゃれにしてくれます。
太さも細い物から太いものまで様々ですが、これは本当にお好みでたまたま着用したものがそのスタイルにフィットする不思議な石です。
ジュエリーネックレスをしてみたいけれど、どういうのが良いかわからないといった方にもおすすめです。
ブラックスピネルネックレスの種類
ブラックスピネルネックレスは極細のものから極太のものまで存在ます。
コーディングブラックされたものも存在します。
そもまま着用しても十分なものですが、ペンダントをセットで着用する方も多いですね。
と、その前にひとつだけブラックスピネルを取り巻く変化についてお伝えします。
ブラックスピネルの流通変化
2019年頃から、日本ではブラックスピネルの大きな石が流通しなくなってきているようです。そういえば5ミリ以上の大玉はとても値段が高いし、なんとなく数が少ない気がしませんか?
今後大玉がどうなるのかはわかりませんが、欲しい方は販売しているうちに購入した方が良いかもしれませんね。
石の大きさ (ネックレス)
「どのくらいの太さが標準なの?一般的なの?」と思われる方も多いかと思いますので、ここではいくつかのブラックスピネルネックレスの種類を紹介しましょう。
みなさんのお好みで選んでみてくださいね。
記事内容の基準はブラックスピネルのさまざまなサイズを扱い続けてきたお店マハロハナの比較となります。
細いブラックスピネルネックレス 2mm玉クラス
ネックレスをそのまま着用すると繊細で上品な輝きを放つ細めのブラックスピネルネックレス。スタイリッシュでフォーマルなイメージや品のあるイメージにぴったり。
また、ペンダントを通しやすいのでお好みのトップを通して楽しむこともできます。
細いからと言っても人気の絶えないクラスです。
実際の商品
SAMPLE
値段やどんな商品なのかなど参考比較としてご覧ください。
2mm玉クラスのブラックスピネルネックレス一覧はこちら (Yahoo!ショッピング)
※リンク先は販売店舗の管理範囲となります。
在庫・休店などの変動的な面や、お問い合わせはリンク先にてご確認をお願いいたします。
標準のブラックスピネルネックレス 3mm玉クラス
2mmクラスに少しだけ存在感を示したブラックスピネルネックレス。
ペンダントを通すことも可能です。
標準と書いたのはこれが最も人気のあるサイズだからです。
はじめてブラックスピネルネックレスを買うという方や、石の大きさに悩んでいる方はとりあえず3mm前後を買ってみてはいかがでしょうか。
実際の商品
SAMPLE
値段やどんな商品なのかなど参考比較としてご覧ください。
標準玉クラスのブラックスピネルネックレス一覧はこちら (Yahoo!ショッピング)
※リンク先は販売店舗の管理範囲となります。
在庫・休店などの変動的な面や、お問い合わせはリンク先にてご確認をお願いいたします。
存在感のあるブラックスピネルネックレス 3.5mm~4.5mm玉クラス
実際の商品
SAMPLE
値段やどんな商品なのかなど参考比較としてご覧ください。
中玉・大玉クラスのブラックスピネルネックレス一覧はこちら (Yahoo!ショッピング)
※リンク先は販売店舗の管理範囲となります。
在庫・休店などの変動的な面や、お問い合わせはリンク先にてご確認をお願いいたします。
大玉のブラックスピネルネックレス 5mm~6mm玉以上クラス
2019年以降、流通量が減ってしまった大玉ブラックスピネル。
ネックレスともなればやはりその存在感。芸能人や著名人がしているのはこのクラスが多い気がしますね。
このくらいの大きさになるとカットや磨きの違いも目立ちます。
実際の商品
SAMPLE
値段やどんな商品なのかなど参考比較としてご覧ください。
中玉・大玉クラスのブラックスピネルネックレス一覧はこちら (Yahoo!ショッピング)
※リンク先は販売店舗の管理範囲となります。
在庫・休店などの変動的な面や、お問い合わせはリンク先にてご確認をお願いいたします。
ブラックスピネルのよくある疑問
これはブラックスピネルネックレスにとって大切な「あそび」の部分です。ブラックスピネルネックレスは、石を連ねて作っていますので、ワイヤーにかかる負担が大きい。それでワイヤーいっぱいに石を詰め込み過ぎると、ネックレスはガチガチ、ワイヤーはパッツンパッツンに張り詰めてしまいます。そうなるとちょっとした力が加わっただけでワイヤーが断裂したり、留め具のつなぎめから切れてしまうのです。
だから石何個分かを残して余白を作っているのですね。
お店によっては2重巻きにしてブレスレットにできるネックレスも売っていますが、2重巻きにするにはその分余白が必要になります。
ワイヤーむき出しの部分は長持ちするために必要なものなのです。
はい。本物の天然石ブラックスピネルは日常生活でふれる程度の水やお湯でしたらまったく問題はありません。コーティングされたものは種類によって異なりますので販売店などにご確認ください。