ワイキキ地区よりも山側にある「タンタラスの丘」に行ってきました。
このタンタラスの丘はかつて夜景ツアーで有名になったスポットです。
ワイキキなどの滞在スポットからすぐ行ける眺望スポットとして人気です。
「夜景だったら東京や大阪、函館や神戸、長崎の夜景のほうが気楽だしダイナミックで良いでしょ。」
なんていう方も多いかもしれませんね。
ならば真っ昼間に行ってみては?と思ったのが私。
「せっかくのハワイなんだから絶対海も見える昼のほうが良いって。」とかなんとか思いながら、天候や眺望の保証もない中訪れました。
今回は、
の3種類の景色をご紹介します。
また、
レンタカーで行くとどうなの?
観光ツアーだとどうなの?
というお話もしながら、
最後に注意点もご紹介します。
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目次
タンタラスの丘 (プウ・ウアラカア州立公園 )について
タンタラスの丘はオアフ島ホノルル市ワイキキ・アラモアナ地区から北側に車で15分~20分ほど向かった高台にあります。
タンタラスの丘というと
「プウ・ウアラカア州立公園 (Puu Ualakaa State Park)」
が有名です。
厳密には「タンタラスの丘=プウ・ウアラカア州立公園」というわけではなく、そのあたりの丘だよ、くらいでとらえていただいた方が良いかもしれません。
ワイキキから見えるマノア渓谷よりも手前に位置しています。
ダウンタウンから見ると激しい渓谷にはなっておらず、緩やかな勾配の丘といったイメージ。
この丘から見える景色がきれい、すごい、しかもすぐ行ける、ということで人気になりました。
「おおーーーーー。」期待以上。
タンタラスの丘から見える景色
タンタラスの丘からは、
までもが見渡せます。
眺望スポットは数か所
タンタラスの丘と言っても、私が今回お話しするのは
「プウ・ウアラカア州立公園 (Puu Ualakaa State Park Tantalus Lookout)」
周辺の高台エリア全般を指しています。
なぜ高台周辺とぼや~っと濁したかというと、
プウ・ウアラカア州立公園は時間帯によって閉園となってしまうからなのです。
たぶん今でも関係者か特別に許可を得ないと入れません。
つまり夜は「タンタラスの丘には行けないよ」という説になってしまい、???と混乱してしまいます。
つまりざっくりいうと昼間はどこから見てもOK。
夜は公園外の通りのスペースから景色を見渡す。
ということになります。
方面別タンタラスの丘の景色
富士山と筑波山が見えるくらいで地元は、丘の上を山側、海の方面を海側というローカルな言葉でやり取りし、海抜40mの築山でも山と言われる千葉県生まれ。
共通するのは海岸からの山の近さと手軽さ、これだけは似ています。
ハワイに来て大きな山がいつも視界に入る景色も新鮮でしたが、登ってみると改めて素晴らしさに気づきます。
なんといっても緑が明るい。
ダイヤモンドヘッド
Diamond Head

すごーい。
の一言。
この年は雨が多く、緑色のダイヤモンドヘッド。
年によっては茶色の堂々とした山肌。
ワイキキ・アラモアナ地区
Waikiki Ala Moana

ワイキキ地区に宿泊している方は、「あ、ホテル見えた!」なんて話題もできますね。
ワード・カカアコ地区
Ward & Kakaako

このエリアの変貌は目まぐるしいものがありましたので、かなり昔の写真を用意しました。
今を知っている方、昔を知っている方、何が変わったか見比べて懐かしんでみてくださいね。
ダウンタウン・チャイナタウン地区
Downtown & Chinatown
オアフ島のビジネスの中心地であり、現代経済のはじまりの場所です。
港からカリヒ地区に向かってかつては島一番ともいえるほど商業・経済が広がっていきました。
ダニエルKイノウエ・ホノルル空港
Honolulu AirPort

ダニエルKイノウエホノルル空港は、私の持っている古いカメラでぎりぎり飛行機が見えました。
おすすめの時間帯と時間別景色
ハワイのビーチ撮影あるあるで、わかってもらえる人にはわかってもらえるかもしれないのですが、ワイキキ地区南方向やカイルアラニカイ地区東方向は、逆光がきつい季節と時間帯があります。
まずは天候がはっきりしない曇り空の午前中の景色をご紹介しますね。
曇り空やかすみ空の午前中

かすんだ天気の午前中だとこんな感じ。
写真では晴れているとはいえ、少しくもがうっすらと覆っている日でした。
晴天の午前中~正午

この写真の時間は10時~11時頃の午前中。
9時頃など早い時間ほど美し海が透き通って見えます。
正午近くになると逆光というか、海の青が濃くなってしまう時期があり、人物を一緒に移す場合、カメラによっては真っ黒になってしまうかもしれません。
でも令和の今なら多くのカメラでその問題もクリアできますかね。正午
真夏。
ラハイナヌーンともいわれる日の真夏の正午には、物の影がほとんど真下に隠れて、影がなくなるように見える瞬間があります。
赤道に近いハワイでは基本的に影がそれほど伸びないので、太陽が高い夏場なら正午も良いですね。
夕方
ごめんなさい。
夕方は訪れたことがないのでわかりません。
15時頃でも良い雰囲気かもしません。
西側から差し込む光と、全体的に濃い色味で景色が包まれます。(予想)
日没寸前マジックアワー

太陽が沈み、光が薄くなるころ、おそらく今のカメラではまだ明るすぎ。
ただの曇り空の景色の色味になります。
でももうちょっとだけ待ってみてください。
空が紺色に、海と地表が紫になり、街の明かりが光ります。
このマジックアワーもおすすめ。
ただし、この時間帯後は別の意味で注意が必要なのでそれはまたあとで説明しますね。
夜景

夜景ツアーになると、公園が閉まってしまう時間も迫っているため、坂の途中からの景色が多いかと思います。
でもね、このスポットも全景を見渡せるので好きです。
東京や神戸、函館とは違う魅力
ふと日本の夜景と違う点に気づきました。
実は当時の我が家、ワイキキ地区から見える山の上の住宅街の夜景がなかなか好きでした。
品のあるオレンジ色の該当で統一されていて、建物の密集感がなく、少し間隔がある光の配置。
東京や大阪などの大都市ではビルの上からダイナミックで奥行きのある夜景を楽しめます。
東京でも「丸の内・八重洲・日本橋」と「新宿・渋谷」の雰囲気は全然違います。
函館は地形が分かるほど遠くからまるで宝石が集められた美しさを見ることができます。
神戸などは都市圏の近くからのアクセスとその近さでわかるカラフルな味わいを楽しめるでしょう。
ハワイのタンタラスから見た夜景は、アメリカならではの感覚で作られた景色から放つ光のちりばめられた感じなど。
それぞれの街が唯一無二の夜景ということに気づかされました。
都会だからとか、港だからとかではなく、それぞれ個々の街の魅力を感じることができるのだなぁと。
ちょっと視点を変えるとモノの見方はまるで変わります。
写真や映像と実際の目で見るのも違う
私がかつて訪れたアリゾナ州の景色を2枚お見せします。

1枚目はいわゆるなーんにもない砂漠。
地図もナビもなく歩いていっちゃったら本当にいっちゃいそうな景色です。
ただ、写真の撮り方がいまいちで、壮大さは伝わりません。

2枚目は世界的に有名なグランドキャニオン。
北海道のテレビで「テレビカメラに向かってこれは1回来た方が良いよ。」
とまで言わせてしまう景色ですが、
写真の映し方がいまいちなのかその感動はたぶん伝わっていない気がします。
これと同じことが、タンタラスの丘いや日本各地のスポットでも言えます。
素人撮影の私の写真では、その魅力がほんの一部の人に伝わったかどうか。
そよそよと流れる気持ちの良い風。
タンタラスからの全景はぜひみなさんの目でご覧ください。
タンタラスの丘の場所
プウ ウアラカア州立公園展望台
Tantalus Lookout Puʻu ʻUalakaʻa State Wayside Park

タンタラスの丘の王道のスポットです。
プウ ウアラカア州立公園というのは、広大な森林保護地区のようなものです。
「タンタラスの丘展望台」を目指しましょう。
駐車場もあり、観光客も多いため安心して楽しめます。
所在地
3280 Round Top Dr, Honolulu, HI 96822 付近
地図
ラウンドトップビューポイント
Round Top Drive View Point

展望台は朝早くと夜には閉まっているため、展望台へ向かう途中の道路にビューポイントというか、ちょっとした休憩スペースが設けられています。
「ここからだと展望台より低いんじゃない?」
と思われるかしれませんが、
実は展望台は目の前が少し雑木林や芝生のスペースが広がっています。
でもこのビューポイントは目の前が崖になっていてむしろ一般的なスマホだとこちらの方が撮影しやすいかもしれません。
所在地
2900-3198 Round Top Dr, Honolulu, HI 96822 付近
地図
タンタラスへ行への行き方・手段3つ
ここへ訪れる手段が重要なのですが、
私の場合は
1. レンタカー
2. 観光ツアー
という2種類で楽しみました。
3. 自力でレンタサイクル
自力で自転車 (バイク)で行く方も多いのですが、慣れていないと結構きついため、ここでは軽く触れる程度にしますね。
レンタカーで行く
レンタカーはまったくの個人行動、自己責任で向かうことになります。
私は当時カーシェアを利用していたので、レンタカーというよりは正確にはカーシェアリング。
レンタカーの簡単な行き方
カラカウア通りやアラワイ通り、サウスキングストリートが一方通行なので、そこだけご注意。
ただ、狭い対面道路を運転するより、遠回りしてでも一方通行の大通りを進んだ方が安全そうですね。
カラカウアアベニューからプナホウストリート、学校みたいなのがある交差点から住宅街を上がっていきます。
この先はいろは坂のような山道です。
いくつかスポットがあって、そこに入ってしまったり、タンタラスの展望台をスルーしてしまったりと、最終的には運転手の私が酔った思い出があります。
ハワイコンベンションセンターからスタート
滞在先もさまざまなので、いろいろ考えて、ハワイコンベンションセンター前のアラワイ運河+カラカウア通りからスタート。
ポイントは「サウスキングストリート」の一方通行5車線からの左折が大変。
私は
「サウスキングストリート5車線の大通り」をスルーして、
「次のちっちゃな路地」を右折、
すぐ次の信号を左折していきます。

プナホウスクール交差点
次のポイントはプナホウスクールの交差点。
このプナホウ、とてつもなく大きな敷地の学校なのです。
実はかのオバマ大統領の出身校なのですよ。
そんなうんちくを語りながら、美しいキャンパスの途中のT字路(ちょっとカーブしていてカーブ側が優先直進道路)を左折。
そのあと次の「信号」右折でずっと道なり。

マキキストリートからラウンドトップドライブへ
マキキストリートからラウンドトップドライブに左折するポイントもありますが、そのまま知らずに行っても行き止まりなので、成り行きで気づくかと思います。大丈夫。
このまま進めばまずはビューポイントは間近でしょう。
車で行く場合の注意
個人的には以外にも3番目の「自転車注意」に注目。
ロードバイクなどで気持ちよくダウンヒル(坂を下ってくる)人がけっこういます。
お互い気持ちよーく走っていて、急に遭遇!
ロードバイクって舗装の状況によってはどんなプロでも落車しやすいもので、何もしてなくても転んでしまう人もいます。
そんなところへ突っ込んでしまわないよう、カーブはもちろん直線も気を付けましょう。
あと、途中で道に迷うとひたすらカーブの山道をずんずんすすみますので、帰りを含めて酔いのゾーンに突入。運転してても酔ってしまった。
観光ツアーで行く
観光ツアーは現地のツアー会社の催行ということで、
安全面などすべてにおいて観光ツアーの方が安心ということは間違いなさそうです。
ただ、日本企業の日本人向けの観光ツアーで、昼間にタンタラスの丘での~んびりするなんていうのはなかなかないかもしれませんね。
私の場合は取材でワイキキ周辺のレンタサイクルアクティビティの会社にお願いすることもありましたので、記録として観光ツアー&自転車も紹介しますね。
私が個人的にすべてにおいて安心なのが観光ツアー。
今回はワイキキから送迎してもらい、自転車でダウンヒルライドとって、丘を降りていくとても気持ち良いツアーの取材です。
ここからは坂を下っていくのですが、車が後ろを走り、先頭にツアーガイドが走り、後続に車が来たときはストップして譲ってあげることまでしてくれるので、よほど無茶な運転しない限りは安心です。
日本語ペラペラの自称日本人ではない日本人の方が、自転車の乗り方、慣らし運転、交通ルールまで教えてくれました。
途中でランチ休憩です。
この風を感じ、この景色見ながらのサンドイッチも格別。
自転車で行く場合
以前テレビで女優さんが、ワイキキのレンタサイクルを借りて、タンタラスの丘のレポートをしていたことがありましたが・・、
すみません、私個人の感想では途中放送していない部分は車移動じゃないかなぁ・・くらいつらい坂道です。
女優さん、さわやかな汗をかいていましたが。
普段からロードバイクやクロスバイクを乗りなれている方ならいけるとは思います。
タンタラスの丘での注意
通行の邪魔にならないようにする
撮影に夢中にならず車や崖に注意する
夕方以降道路で滞在するのは治安上注意
この場所は自然保護の場所。そしてこの道は住んでいる人の大切な道路です。
記事について