フラのお話

ウリウリ購入時の注意点とケイキ(子ども)用の購入失敗談

ALOHA。
フラグッズの中でもひと際お値段が張るもののひとつ「ウリウリ」。
先日ハワイで安くて小さなウリウリを見つけ購入しましたが、見事に失敗してしまったお話をシェアしたいと思います。

結論から言うと、羽根がすぼまって色落ちが激しく、使えるものではなかったものを買ってしまったのです。

私はハワイアンショップマハロハナで販売するため、ハワイ各地のフラ用品メーカーや工場を訪ねています。
フラ用品は一見同じデザインに見えても、さわり心地や細かいデザインなどが異なり、値段も幅があります。
幅広く何でも揃えるお店ではなく、マハロハナで買えばとりあえず許容範囲かな、くらいにはしたいと、商品の品質向上や需要に対しての更新しています。
その中でも大変お世話になっているお店に小さなウリウリが置いてありました。

価格の高いウリウリ

ウリウリと言えば私が言うのもおかしな話ですが、ほぼ利益のない高額の商品です。
多くはメイドインハワイ。職人がこだわりを持って制作されています。
日本において直輸入で取り扱われているウリウリの多くはほとんど利益が出ていないのではないでしょうか。

羽根はスタンダードな黄色と赤の鮮やかなものをはじめ、さまざまに彩られたものも人気です。
S・M・Lサイズがあり、その中で脱着可能・不可能といった具合に機能性のバリエーションがあります。そのS・M・Lサイズはメーカーによって規格が異なるため、「Mサイズだと思って買ったら他の人のSサイズと同じ大きさだった。」といった声も聞かれます。

そのためマハロハナでは多くのメーカーが基準としているS・M・Lサイズを見比べ、それぞれの真ん中のサイズ (中間値) で作られているメーカーとお取引させていただいています。

ちなみにウリウリは自然素材を使用したハンドメイドなので、多少大きさや形のばらつきがあります。

ケイキ用のウリウリの取り扱いが無かったため、Sサイズのウリウリを発注したことがあるのですが、そのSサイズが意外と大きい。
そしてお値段が高い。

ケイキ用だからと言っても値段に口をはさむことはしなくてもよいのですが、子どもから大人までもっと気軽にウリウリを手にして練習できるものがないかなぁと探していました。

お店で見つけた小さくて安いウリウリ

ある日、信頼のおけるメーカーを訪れたところ、小さめのウリウリがビニールにぎゅうーっと包まれているではありませんか!
このサイズはSサイズよりもう少し小さめ。しかもお値段はなんと20ドル未満!安すぎる!
手軽に始めてみたい方には最適です。

これは即購入。

羽根の部分がギューッとすぼまっているのが気になりましたが、きっとビニールに入っているからだよね。少し霧吹きかけて乾燥させたら広がるよね。

ご存知のようにウリウリをスーツケースに入れると場所を取ります。でもこれが良品ならとっても良いお買物。

期待を胸に袋を開けてみました。

ココナッツ製の小さなウリウリ

う~ん。色は少し安っぽいけれど、この値段なら許容範囲。

ココナッツ製ウリウリ

製造国:フィリピン
グリップ部分素材:ココナッツ
羽根部分直径:16cm
羽根部分厚み:10cm
ココナッツ部分直径:10cm

なんとマラカス部分はひょうたんではなくココナッツ。マハロハナで扱っているひょうたんで統一したかったのですが、これに気づかずにいました。
でもグリップの作りもしっかりしているし、ココナッツ部分もきれいです。個人的にはこの感じは好きです。

ココナッツ製ウリウリ

羽根は密度が非常に濃いのですが、相変わらずすぼまっています。広げようとしても広がらず。

フィリピン製ウリウリ

というわけで霧吹きをしてみました。

そうしたらなんと、手のひら中真っ赤になってしまいました。

え、

いくら練習用でもこれはお客様の手元に行ったら大変です。衣装まで汚してしまう。

そこで、何を思ったのか羽根の部分だけ水で洗って、どれくらい色落ちするのか試してみたのです。

そうしたら水が真っ赤&黄色。したたる水滴も真っ赤。すすげどすすげど真っ赤。

致命的だったのは、羽は最後まで広がらなかったこと。
素人が何そんなに羽根の広がりにこだわっているんだい、と呆れられるかもしれませんが、それにしてもマハロハナで扱っているウリウリと品質が違いすぎます。
マラカスと取っ手部分がしっかりできているだけに残念でした。

というわけで、このウリウリはお蔵入りとなってしまいました。

ウリウリ購入時の注意点

✔ 使用目的と値段相応の品質を理解する。
✔ サイズ表記を確認する。
✔ マラカス部分の素材を確認する。
✔ 写真を確認する。もしくは現物をよく見る。
✔ 手に取れる場合は、羽根が落ちやすくないか降ってみる。

ただ、こちらのウリウリを扱っているメーカーはとても信頼のおける会社です。
もしかしたらコンセプトは「雑貨」だったのしれませんよね。
ウクレレも20ドルで買えるものもあれば、1,000ドル以上するものもありますから。
値段相応ということです。でもこの値段にしては作りが良いですね。

せっかく丁寧にウリウリを作ってくれた方々や、ご縁のあったこの小さなウリウリにも申し訳ない書き方になってしまいました。読んでいただいている方に不快にさせてしまっていたら申し訳ありません。

みなさまも、決してお安くはないフラのウリウリを購入する際は、サイズ表記をきちっと見てから買われることをおすすめします。
私のように勝手な想像を描いて、現物を見ていながら失敗してしまうパターンもありますので。

こうして試行錯誤の仕入れは続いていきます。

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