カラアウスティックとは？産地や木ごとの特徴を紹介

カラアウスティックとは

カラアウスティック (Kala’au sticks) とは、ハワイのフラ (フラダンス) やタヒチのタヒチダンスなど環太平洋エリアの民族舞踊で使われる打楽器です。

2本の棒を互いに打ちつけたり、地面に打ち付けたりして音を出しリズムをとるほか、棒で舞踊を表現するように使用されます。
互いに打ちつけると比較的高い音が出ます。

また、太鼓や他の楽器との組み合わせでバリエーション豊かに表現されることもあります。
見た目は地味な楽器ですが、シンプルだからこそ表現の自由度は高いですね。

カラアウスティックの形と大きさ

形は基本的に先端が細くなっている円柱状の棒です。
大きさは多くは長さ30cm (12インチ) ほど。長いものでは40cm (15インチ) よりも長い物もあります。
太さはさまざまです。

カラアウスティックの木材の特徴

ハワイ産のカラアウスティック

ハワイでは「ハワイアンコアウッド」や「カウイラ」、「ハウ」、「ミロ」で作られたものが伝統的とされています。

ハワイ製のカラアウスティックは、基本的に手軽に入手することが難しくなっています。
コア製を主張する商品があっても、非常に限定的で高価なので、検証が必要です。

一般的なカラアウスティック

市場で出回る多くは樺や松をはじめ、グアバ、ブナ、マカダミアなどの他広葉樹で作られたものが多いです。

基本的にカラアウスティックは広葉樹を使用していることが多いのですが、樹種を特定して公表することは珍しいです。

木の素材によって硬さや重さが異なります。
カラアウスティックは、その木材の種類によって、音色が異なります。

制作工程

現在では、ほとんどが木ダボから機械で作られています。

塗料やニスなどはメーカーによりそれぞれ個性があります。