ハワイの歌「Kū Ha’aheo E Ku’u Hawai’i (クウ ハアヘオ エ クウ ハワイ)」

ALOHA！
みなさんハワイの歌と聞いて、どのような雰囲気を思い浮かべるでしょうか？
陽気なウクレレの楽曲もあれば、しっとりしたハワイアンソングもあります。
私は有名なアロハオエをはじめ、王朝時代から親しまれてきた曲も好きです。
ハワイ出身の有名アーティスト「イズ」を思い浮かべる方もいれば、最近のハワイアンレゲエのポップソングも知っているよ、という方もいるかと思います。

今回はハワイの土地を愛するメッセージがその歌詞に強く刻まれた曲をご紹介します。

フラで使用されることも多いようなので、聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね。
初めて聞いた時、ハワイ語の意味がまったく分からない私でも、その意味のあるメッセージが心になんとなく伝わり、とっても印象的だったことを覚えています。

Kū Ha’aheo E Ku’u Hawai’i

曲名：クウ ハアヘオ エ クウ ハワイ
作詞：Kumu Hina (クム ヒナ)

どんな曲かは動画をご覧ください。とっても偉大な力強さが伝わる曲ですね。

以下はこの歌のメッセージが伝わってくる歌詞の抜粋です。

Kū ha’aheo e ku’u Hawai’i
Mamaka kaua o ku’u ‘āina
‘O ke ehu kakahiaka o nā ‘ōiwi o Hawai’i nei
No ku’u lahui e hā’awi pau a i ola mau

Auhea wale ‘oukou pū’ali koa o Keawe
Me ko Kamalālāwalu la me Kākuhihewa
‘Alu mai pualu mai me ko Manokalanipō
Ka’i mai ana me nā kama a Kahelelani

少し乱暴ですが、日本語に訳してみました。
公式ではありませんので、雰囲気だけ感じていただれば幸いです。

ALOHA ‘AINA(アロハアイナ)のメッセージ

ALOHA ‘AINA。簡単に言うと、土地を愛しているという意味です。
この歌詞の中身は、まさにハワイという土地を愛する力強いメッセージです。

余談ですが、こちらの楽曲は2019年現在ハワイ島マウナケアのTMT建設反対デモにおいてもよく歌われています。
TMT建設問題は日本も関わっていることです(国立天文台TMTプロジェクト)。ハワイ好きな方は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
物事を解釈する側面というものは、さまざまな面から冷静に見る必要があります。
私のような立場では、この問題に対しての見解をお伝えするのが精一杯。個人的な意見は「私には難しすぎて答えが出ない」というのが正直な思いです。
とても複雑で繊細な問題です。
その土地に対する敬意と郷土愛だけでは語れない意味を持つ問題でもあります。

そんな時にも歌われるこの歌の意味を感じながら、ハワイを訪れてみるのも良いかもしれませんね。
もしかしたらいつもと違うハワイの空気を感じることができるかも。