ALOHA。
みなさんはハワイアンジュエリーと聞くとどのようなデザインを思い浮かべるでしょうか?
ハイビスカスやプルメリアの花の絵柄、葉っぱの連なったマイレ、波をイメージしたスクロール、熱帯植物のモンステラなど、よく見かけるデザインにはそれぞれの意味を持ちます。
今回はウミガメをモチーフにしたホヌ (Honu)のデザインのお話です。
ホヌ (Honu)とは
ウミガメのことをハワイ語で「Honu (ホヌ)といいます。
その昔、環太平洋ポリネシア圏ではではとても神聖な生き物として愛されてきました。ホヌは神の使いであり、幸運を運んでくれる海の守り神として大切にされてきたのです。
運が良ければ、ハワイの砂浜ではホヌをさまざまなところで見かけることがで、海にもぐればたくさんのホヌと一緒に泳ぐことができるでしょう。
ちなみにホヌは向こうから泳いでやってくることを例外として、接触は禁止されています。
特にハワイで泳いでいるアオウミガメは世界的にも数が少なくなってきています。
アウマクア (ʻAumakua)としてのホヌ
アウマクアというのはなかなか聞いたことのない単語ですよね。
アウマクアとは古来ハワイアンの宗教的な意味合いでの先祖や神様の化身としてのかたちです。本来は先祖神といわれる宗教概念に基づいたものになります。
いわゆるご祖先様や神様が何かの命や物に宿ったようなイメージなのですが、それは植物であったりゲッコー (ヤモリ)であったり、岩までもが化身として見られることもあります。
もちろんホヌもそのひとつ。
そのアウマクアという考えが根付いているからか、ハワイではすべてのものに感謝の気持ちとその繋がりを大切にしている風習があります。
アウマクアの「アウ (Au)」は「旅をする」という意味になり、「マクア (Makua)」は「先祖」という意味になります。「先祖は自分の子孫に何かあった時は、あの世から助けに来る」という意味合いがあります。ここまでくると実に宗教的な深い話になってしまいますが、そのアウマクアは人により異なるようです。
ハワイアンジュエリーとしてのホヌ
日本には花言葉がありますよね。花にはメッセージが込められていて、人にあげるときや何かの区切りでは花が添えられることが多いです。もちろんハワイの花にも意味があり、それぞれのメッセージが込められています。
ホヌはこれらの意味とは少し異なります。
ハワイには昔から伝えられる伝説や実際に信仰されていた教えに基づくものがより深く信じられてきたのです。それが上記に説明した意味合いとなります。
ホヌは海の守り神や幸運を運ぶ象徴としてジュエリーのデザインとしても多くの人たちに愛されています。ペンダントネックレスやピアスはホヌそのものをかたどったものが多く、指輪やバングルなどはホヌの形を彫ったものが多いです。
サーファーにとっては海の災いからのお守りとして、人々には生活のお守りや先祖や神の化身として…。
多くの人々に親しまれてきたからこそ、定番のデザインとしてホヌのデザインが数多くあります。ぜひその数多くのホヌのジュエリーを直感で身につけてみてくださいね。
代表的なホヌのハワイアンジュエリー
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記事公開日:2019年1月28日
記事更新日:2019年12月4日