フラのお話

ハワイのフラの民族楽器プイリ(pu’ili)とは

フラダンスを見ていると何か棒をもって踊っている人がいますが、あれは何?
何でできているの?
どういった場面で使うの?

フラで使われる楽器はさまざま。
「イプヘケ」「イプ」「ウリウリ」「プイリ」「パフフラ」「イリイリ」など。
見ただけでは名前と一致しないものばかり。

今回はプイリについてご紹介します。

プイリとは

✔ プイリとはフラで使われる民族楽器。

プイリとは、ハワイのフラダンスで使用されるスティックタイプの打楽器です。
ハワイ語で「pu’ili」と書きます。英語では「Puili Sticks (プイリスティック)」。

素材

✔ 素材は竹。

プイリは竹で作られています。
ハワイ産のプイリは、オヘと呼ばれる皮厚みが薄いハワイ固有の竹で作られます。

乾燥させた竹を50cmほどでカットした竹の先端を3~5m幅ほどの細い切込みを入れ、茶道で使用される茶筅 (ちゃせん) のようなデザインになります。
竹の棒なのでちょっとした短い竹刀のようにも見えます。
外皮を削りやすりがけし、滑らかに仕上げます。
焦がしたり、ニス塗装したりするものもあります。

使い方

✔ プイリどうしや身体などに打ち叩いて鳴らす。

竹の節の部分 (切込みの入っていない方) が持ち手です。基本的には両手に持ちます。
プイリどうしを叩きながら音を出したり、自分の肩や手足を叩いたり他の演者のプイリを叩いたりして音を出します。
フラを舞い踊りながらリズムに合わせて音を出すプイリは、見た目のシンプルさとは違い難しく奥が深い楽器です。

打ち方の動画

英語ですが雰囲気は伝わりやすいかと思います。

✔ 軽快な音がする。

竹の細長い切込みが叩かれ合って、「シャンシャン」という軽快な音がするのが特徴です。

主な製造地と特徴

プイリの主な製造地 (産地) は下記になります。
各製造地の遠目から見た見た目はそれほど変わりません。
どちらかといえば、竹本来の風合いや色合いなどに左右されます。

ハワイ製

オヘで作られたハワイ産のプイリは、多くは表面の厚みが薄く軽いのが特徴です。
繊細なつくりをしています。

ラオス製

ラオス製は製品クオリティーが安定していて、ハワイ製と同じく軽いのが特徴です。
流通量としてはラオス製を最も見かける印象です。

台湾製

台湾製はリーズナブルながらも十分使用できる品質を維持しています。重いものが多く、多少のひび割れや切れ込みの差が目立つのが特徴です。

フィリピン製

フィリピン製の多くは非常にリーズナブルで軽いのが特徴ですが、製品の作りに安定性が欠けるものが目立ちます。練習用としては最適です。

ハワイでプイリを購入できる場所

台湾製のプイリ

J&L Trading House (ハワイ製・ラオス製・台湾製)
Fian Enterprise (主にフィリピン製)
✔ スワップミート
ALOHA OUTLET (外部リンク) (主にラオス製)

日本でプイリを購入できるショップ紹介

インターネットでプイリを購入できるショップがたくさん存在します。
すべてではありませんが、ざっとお店をご紹介します。

サイズ指定できるもの、製造地を選べるもの、品質にこだわっているものなど見比べながら、一番のご縁とめぐり逢えますように・・・。

マハロハナ
Honu Aloha ハワイアンショップ
ハワイアンショップ カパリリ
ハワイアンフラショップレオレア
P-Para

当サイトはマハロハナのブログですが、より多くの方が価値ある商品に出会えるよう、そして国内外のあらゆるハワイアンショップを応援したいと考えており、紹介とリンクをさせていただいております。すべてのショップ様を網羅できず、また勝手ながらのリンクをお許しください。

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